ルル紀行

北海道旅行中に亜麻と出会い、宮城産の亜麻で手紡ぎと織りに挑戦中ー 愛犬ルルとの旅や暮らし、東北のディープな魅力も紹介します

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私たちの車旅の原点「みちしるべ」と国東半島・熊野磨崖仏(北九州紀行8)

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みちしるべ」は1983年にNHKで放映されたドラマで、鈴木清順と加藤治子が演じる老夫婦が、退職後ワゴン車で日本列島を旅する物語。

私たちは結婚してまだ3年目でしたが、とても印象に残ったドラマでした。
私は、こんな老後なら明日にでも老後になってもかまわないと思ったくらいです。

このようなストーリーです。 (記憶が曖昧で、違うところがあるかも)

退職したおじいさんは、おばあさんを連れて、ワゴン車で車中泊と自炊しながら日本一周の旅に出ます。
おばあさんはリウマチを患っていて歩くのが不自由です。
おじいさんはおばあさんの体が楽なようにと、夏は涼しい北海道、冬は温暖な九州へと移動するのでした。
息子一家が住む東京の家には、通過地として年に2度寄るだけ。

ふたりは、時にけんかし、時にほのぼのとしたやりとりをしながら、行く先々で出会う風景に感動したり、様々な人たちと交流したりして、数年が過ぎていきました。
ある日、おじいさんが夕食のおかずに魚を釣りに出かけて戻ると、おばあさんが息を引き取っていました。
おじいさんは、その地で荼毘に付し、葬式も上げません。
東京から駆け付けた息子たちに呆れられてしまいますが、自分の時もそうしてくれと息子に頼むのでした。

おばあさんはおじいさんのためにマフラーを編んでいました。
おじいさんは毛糸玉が入っていた籠の底に、おばあさんが書いた紙を見つけます。
その紙には「ありがとう。私の方が先でしたね。楽しかった。」と書かれていました。

エンディング・・・おじいさんは未完成のマフラーを首に巻き、おばあさんの骨壺を助手席に乗せて、旅を続けています。


(若い時は感じませんでしたが、このドラマは“老い”ということもテーマにしていたのだと、齢を重ねて気づきました)


ドラマを見てから30年 (仕事や人間関係など辛いことも多々ありました)
カズがリタイアーを控えた半年前、中古で手頃なキャンピングカーを見つけることができました。
そして最初の車旅は、ルルを迎えに行った岐阜への旅になったのです。

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ドラマの中で印象に残ったシーンがあります。
おじいさんが大分県 国東半島にある「熊野磨崖仏」を見に行くシーン。
おばあさんにも見せたいと、足の不自由なおばあさんを背負って石段を登って行こうとします。

(「熊野磨崖仏」は、平安時代後期に高さ8mの岩壁に彫られた、日本最大級といわれる大日如来と不動明王の二体の仏像)

おじいさんはこの大きな磨崖仏に特別な思いがあるらしいのです。
何か自分の全存在のようなもの、生きてきた証しのようなものを賭けて、磨崖仏と対峙したかったようです。
おばあさんに見せたいというよりも、一緒に人生を歩んできたおばあさんと共に、大いなるものの前に立ちたかったのだろうと思います。

しかし石段の途中で力尽きたおじいさんは、おばあさんを置いて、一人で登って行きます。

その「熊野磨崖仏」に、30年の思いを込めてやって来ました。

雨が降っていたので、ルルは車でお留守番。
鬼が一晩で作ったという伝説がある石積みの階段は、険しく、その上、濡れて滑りました。

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ドラマの中で、おじいさんが見上げて大声を発した「熊野磨崖仏」の前に着きました。

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磨崖仏の不動明王様は、想像とは違い、拍子抜けするほど、柔和なお顔をしていました。

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2人揃って、こんな遠くにまで来られて、自分の足で鬼の石段も登ることが出来たということに感謝です。

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| 北九州紀行 | 22:13 | comments:9 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

今、とってもジーンと来ています・・・
どうか、素敵な車旅をいつまでもお二人と一匹で続けてくださいね♥

ルルちゃん、梅ちゃんだったパピーが懐かしい?!梅ちゃんでした・・・よね・・・?

| マリィママ | 2014/07/03 22:49 | URL | ≫ EDIT

コメでは始めまして。 横浜のポワロ母と申します。
「みちしるべ」に負けない素敵なルル家ご夫婦e-420
お手本にさせて頂きたいですe-415

先日エルザママ経由で、絵葉書を頂きました。
手作りのコイケル絵葉書、本当に素敵でしたぁ~~♪
ありがとうございました。

9月に仙台でお会い出来ますことを楽しみにしております。

| きょん | 2014/07/04 08:07 | URL | ≫ EDIT

>マリィママさん

夫とは趣味や味覚は合わないのに、退職したらワンコを飼って車で旅しようというのは一致していましたね。
遠出は年2回のペースで、普段は家でゴロゴロしているのが実情ですよ。

ルルは梅ちゃんでした~(さすがマリィお姉ちゃん)
他の姉妹たちも花の名前を付けてもらっていました。
男の子はたしか、花丸くんと大吉くんでした。

| ルルマガ | 2014/07/04 16:35 | URL | ≫ EDIT

>きょんさん

コメントありがとうございます。

兄妹会のブログ、楽しく拝見しました。
きょんさんのツッコミ、パンチ力、そのエネルギーは、私にとって別次元です。

仙台来訪の折、お会いできるのを楽しみにしております。
ルルのママは、ノリの悪いオバ(ア)サンであるということを申し置きしておきます(笑)

| ルルマガ | 2014/07/04 16:48 | URL | ≫ EDIT

九州の旅、再開されましたね。
色々と思いが詰まった旅の記録に一緒に共感しながら楽しませて頂いてます。
国東半島は風光明媚で素晴らしい地ですね。確か南こうせつさんが居を構えられていた記憶があります。
大分は北九州の中では自然豊かな県です。

| えりす新一 | 2014/07/05 17:42 | URL | ≫ EDIT

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| | 2014/07/06 04:57 | |

>えりす新一さん

国東半島は、心惹かれるパワースポットのような地でした。
また来ることがあれば、次は広島から“しまなみ海道”を渡り四国の愛媛からフェリーで大分に入って、国東半島の海岸沿いを磨崖仏を訪ねながら巡ってみたいです。(渋い?)
北九州旅行記はまだ序盤。
佐賀の伊万里への道のりは遠~い!

| ルルマガ | 2014/07/07 08:54 | URL | ≫ EDIT

はじめまして。

磨崖仏は私たち夫婦も同じ年の9月に訪れたなつかしい場所です。
このドラマは私たちも30代半ばに観、その後の再放送を録画して
繰り返し観ています。
こうした暮らしにある種のあこがれを抱いたこともご同様です。
同時に、”老い”ということを深く考えさせる秀作でもありますね。

ご挨拶代わりに、日本RV協会のサイトへの投稿を添付しました。
http://www.jrva.com/camping/sonota/13.html
これからも、良い旅を楽しまれますように。

| シーゲル | 2016/09/11 10:03 | URL |

>シーゲル様

コメントありがとうございます。投稿記事を拝見いたしました。

あの「みちしるべ」の頃からは、隔世の感がありますね。
高速道路が増え、道の駅もたくさんでき、車にはナビが付いたり・・・
お互い夫婦揃って元気に年を重ねてきて、旅が出来ることに感謝ですね。
これからも健康で、楽しく旅を続けていってください。

| ルルマガ | 2016/09/16 08:42 | URL | ≫ EDIT















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