ルル紀行

北海道旅行中に亜麻と出会い、手織りを再開しました。 ルルとの旅や暮らし、東北のディープな魅力に縄文も加わりました。

2017年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2018年02月

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縄文の編布「アンギン」まとめ(1)「アンギン」の発見

織機を使う“織り”は、弥生時代に大陸から、稲作と共に伝わった
それ以前に作られていた布は、“編み”の技法で
縄文時代の編布は 「アンギン」 と呼ばれています


はじめ「アンギン」は、縄文土器の圧痕からその存在が知られた
“もじり編み”によるスダレ状の痕跡
土器を作る時、滑らないように底に敷いたのが残ったのです


「アンギン」を編んだ道具は見つかっていませんが
ナント編布の実物は、九つの遺跡から奇跡的に出土しています
それらはを濾すのに使われたため、漆が浸透し硬化したからだという


発見された中で最古の編布は、約6000年も前の縄文前期のもの(福井県鳥浜貝塚)
貝殻のアルカリ性が、酸性の土壌を中和したため、腐らずに残ったそうです


ここ宮城県でも、栗原市一迫町の山王遺跡から
縄文晩期(2800~3000年前)の布が見つかっています
写真を見せていただきましたが、茶黒の色で、編目がはっきり見て取れます
縄文後期には、「アンギン」は衣料として広く普及していたようです


実は編布の歴史はかなり古く、新石器時代の中国で発見されているという
やはり大陸からもたらされたようです



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| 縄文と編布「アンギン」 | 09:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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縄文の編布「アンギン」編み体験(2)in多賀城「史遊館」

仙台と塩釜の間に位置する 多賀城(市)は、“歴史のまち”です

縄文時代からの遺跡もあり、奈良時代には“国府”が置かれ
多賀城跡は、奈良の平城宮跡、福岡の大宰府跡とともに
日本三大史跡に数えられているそうです
多賀城市にある 「県立東北歴史博物館」 の常設展では
多賀城の全貌を観ることが出来ます


同じく多賀城市にある「多賀城 史遊館」は、博物館よりはささやかな市の施設ですが
文化財の展示の他、イベント、体験、学習講座などが開かれています

ここでの「アンギン」の体験講座は、年一回
「大人のための編布づくり」(H29・9・16)に参加してきました

「アンギン」の歴史やレクチューを受けて、マットを編み始めました

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アンギン台も編み方も施設によって少し違います

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簡単な編み方ながら、目を飛ばしてやり直したりして3時間近くかかりました

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織りでいえば、“もじり織”と同じですが
おもりできつく押さえられるのできっちりした仕上がりです
ただ時間がかかります

弥生時代になって大陸から、経糸を張る織りが伝来してからは廃れていくのですが
スダレ(簾)やムシロ(筵)の編み方は、アンギンの技法と同じです

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上の写真は、「史遊館」の展示室で見せていただいた、ムシロを編んだ道具です
家々で道具は異なるそうですが、稲わらを束にして縄でからんで編んであります



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| 縄文と編布「アンギン」 | 15:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カラムシの花と実

縄文の編布 「アンギン」 の素材になったのは
古代から自生していたカラムシ、イラクサ、アカソ、大麻、シナなどだそうです

「仙台縄文の森広場」の片隅に、カラムシ(苧麻) が栽培されているのを見つけました

「アンギン」編みの体験で訪れた時のこと
写真の日付を見ると、昨年の9月17日

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茎のところに、黄色く小さなものの集まりの中に白い花がパラパラと・・・?

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これがカラムシの花なのですね、初めて見ました (写真はボケボケですが)
この後、青い実になるのですね


次に講演会を聞きに訪れた12月11日にはー

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すっかり枯れてしまっていて、それでも実のようなものがまだ残っていました

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今年はもう少し頻繁に通って、カラムシの一年を追ってみたいと思っています


敷地の外れには、漆もー

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各地の縄文遺跡からは、漆を塗った土器や木地が見つかっています
昨年放送の Eテレ「日曜美術館」の「漆ジャパン1万2000年の物語」 という番組では
縄文草創期の1万2600年前には漆を使用していたというから、驚きです

数は少ないですが、「アンギン」 も出土しています
見つかった「アンギン」は、漆を漉すために用いられていたようで
漆にコーティングされていたので奇跡的に残ったのですね

まだまだ知らないことばかりです



これからが寒さが厳しくなるというのに
仙台で1月5日、梅が数輪開花したというニュース・・・
満開になるのは3月末、まだまだ春は遠い

でも私の心の中には、一輪の梅の花が温かく灯りました
いろいろ頭の中がごちゃごちゃしていましたが
吹っ切れたというか、やっと整理がつきました
寒空に咲いたささやかな梅の花が、ポッと気持ちを明るくしてくれました



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| 縄文と編布「アンギン」 | 10:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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縄文の編布「アンギン」の再現in仙台縄文の森広場

「仙台縄文の森広場」の展示室には、当時の生活の様子を再現したジオラマがあり
その中に、アンギンを編む台も置いてありました

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写真はガラスが反射して見づらいですが
木の又に棒を渡して、たて糸が巻きついたおもり(コモツチ)がかかっています


私がアンギンと初めて出会ったのは
昨年夏に訪れた長野県茅野市の「尖石縄文考古館」ででした
縄文のカラムシ布「アンギン」編みとは?(夏ドライブ信州12)


旅先なので体験は出来ませんでしたが、東北にも縄文遺跡がたくさんあることを知り
灯台下暗し・・・近くの「仙台縄文の森広場」でアンギン編みが実現できたという次第です

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その「仙台縄文の森広場」でも、ボランティアの方たちが「カラムシ」を栽培し
アンギンの再現を試みていました

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アンギンは簡易な造りで編めますが、かなり時間がかかるんですね

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| 縄文と編布「アンギン」 | 08:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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初日の出

HAPPY NEW YEAR 

元旦の朝 7:09 我が家の2Fから

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今年は、戌年
ルル、もうすぐ6歳

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ルルは昨年、2度も皮膚病を患ったけど・・・
今年は元気で、あちこち出かけようね


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| ルル | 09:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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