ルル紀行

北海道旅行中に亜麻と出会い、宮城産の亜麻で手紡ぎと織りに挑戦中ー 愛犬ルルとの旅や暮らし、東北のディープな魅力も紹介します

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棟方志功の青森津軽こけし&現代の青色こけし

少し前になりますが、印象に残った展示会がありました。

場所は、仙台駅から歩いて数分の所にある、「カメイ美術館
会社社長二代にわたるコレクションを中心に展示しています。

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今回は特別展「津軽系伝統こけし 今晃の世界」が開催されていました。

こけし とは、東北地方に伝わる、木地で挽いた人形。
お椀などを挽いていた木地師が、子どものおもちゃとして作ったもので、湯治客のおみやげになって広まったと言われています。

11系統あるうち、一番北の青森 津軽こけし、工人・今晃さんの作品は類型的でなく、なんて素朴なんでしょう。

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ここに特別展示されていたのが、青森市出身の板画家 棟方志功 が絵付けした、3本しか現存していないという 津軽こけし

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       (左2本は青森県黒石市「津軽こけし館」蔵、右は個人蔵)

こけしの曲線が、志功の筆で、ますますふくよかに見えますね。

青森市に「棟方志功美術館」があり、以前、見に行ったことがあります。

志功 は、自らの木版画を“板画 ばんが”と名付けました。
彼の独自性は国内ではなかなか認めてもらえないでいましたが、海外の国際版画展で日本人として初めて大賞を受賞したことにより、逆に国内でも注目されるようになったという経緯があります。


ところで、最近話題になっているのが、“青色こけし Indigo Kokesi”
TVや新聞で見ただけで実際は見ていませんが、今までになかった青色や藍色を使ったこけしです。

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「河北新報」紙上から

モダンな感じで、洋風リビングにも合いそうです。
興味を持たれた方は、 BEAMSをクリックしてご覧ください。

ちなみに、5月3日から宮城県白石市で、「全日本こけしコンクール」が開催されます。


カメイ美術館はまた、世界の蝶のコレクションでも知られています。(撮影不可)
入口には、鮮やかな蝶の羽で模様を構成した作品も展示されていました。

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目黒雅叙園「いけばな×百段階段」

一記事、間に入りましたが、東京日帰り旅の続きです。
六本木アート・トライアングルから、目黒に向かいました。

目黒雅叙園というところに、昭和10年当時の建築物が残っているそうです。
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百段階段 と呼ばれる、実際は99段の階の途中に7つの間が現存していて、それぞれの部屋にいけばなを展示するという企画です。

7つの間は、当時の日本画壇の粋を集めたという襖絵や天井画、床柱の彫刻、障子などの建具細工、螺鈿の長押など、これでもかというくらいの装飾華美です。

私が訪れた週は古流派の担当で、造りに調和するような展示だったので、現代流派ならどう活けるかという興味は残りました。

撮影禁止だったのでパンフレットから。
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「文化財ガイド付き見学ツアー&ランチ」もあるそうなので、別次元の美に浸るのもいいかも。

現在の目黒雅叙園は総合結婚式場で、なにせ、おのぼりさんなので物珍しくて写真を撮って来ました。
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              エレベーターの内と外も螺鈿がビッシリ!
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 誰もいなかったので、豪華な“ご不浄”もカメラに収めちゃいました。
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  金色の天井画の下、小川が流れる朱色の太鼓橋を渡って参ります。    
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後日こちらの知り合いの方が、甥御さんの結婚式が目黒雅叙園であって、私の2日後上京していたことがわかり、この“ご不浄”のことも含めて話が盛り上がりました。  

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六本木アート・トライアングル

東京へ日帰り一人旅をしてきました。

最初に向かった場所は 国立新美術館

東京駅から地下鉄を乗り継ぎ、千代田線の乃木坂駅で降りると美術館内に直結しているので、外に出ることなく入ることができました。

貴婦人と一角獣 展が開催されています。
  The Lady and the Unicorn

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「フランスの至宝、奇跡の初来日」と銘打っていますが、パリに行くことがあったら、必ず観たいと願っていたクリュニー美術館のタペストリーが六枚全部来るなんて感激です。

15世紀に制作された、一枚一枚が大きく、全長22mの綴れ織りの連作です。

深い赤色ミル・フルール(千花模様)を背景に、貴婦人と一角獣の取り合わせが優雅で神秘的です。

近かったら何度でも観に行きたい~。
会場内は撮影禁止なので、図録と絵葉書でー

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ゆっくり咀嚼して心の栄養にしたいと思います。


この時期は国展(国画会)が併催されていて、今回のもう一つの目的である工芸部も観てきました。
奇をてらわず、細い糸を丁寧に織っている作品が多く、現代工芸とは一線を画しています。
工芸とアート性、伝統技法とオリジナル性は尽きぬテーマですね。
織物は見えない時間が形になった物
繊細さと温かさに包まれた空間でした。


   この国立新美術館は、故黒川紀章さんの設計です。
   内部は吹き抜けになっていて、二つの逆円錐形の上はレストラン。
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   外観はガラス張りの曲線形です。
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国立新美術館 と
10周年を迎えた六本木ヒルズ53Fの 森美術館 と
東京ミッドタウン内に移転した サントリー美術館 を
地図上で繋ぐと三角形になるので 
六本木アート・トライアングル と呼ばれているそうです。
 
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       東京ミッドタウン               六本木ヒルズ

     東京ミッドタウン3Fのサントリー美術館。
     設計は、歌舞伎座も手掛けた、隈研吾さん。
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森美術館はミュージアムショップにだけ立ち寄って来ました。
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ルイ・ヴィトンとコラボした草間弥生さんのグッズが並んでいました。

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「若冲が来てくれました」展 in宮城

昨年、曽我蕭白の最高傑作といわれる絵が、ボストン美術館から一時里帰り展示されて話題になりました。

日本人がうかうかしている間に、多くの美術・工芸・骨董品が海を渡ってしまっていたのですね。

江戸時代の日本画家 伊藤若冲 も近年再評価され、ブームにもなりました。

その若冲を中心に多くの日本絵画を収集しているアメリカのプライスさんという方のコレクション展が、仙台市博物館で開催されています。

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プライスご夫妻からメッセージが寄せられていました。

「自宅のテレビで東日本大震災のニュースを知り、数十分後に津波が押し寄せるのを見て私たちは体が硬直し、放心状態になりました。そんな中、避難所で配られたおにぎり一個に『有難うありがとうございます』と頭を下げる東北の人々の姿に感動し、美しいものをお見せしたいと展覧会の開催を決意しました。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 」             

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                           ・仙台市博物館 5/6まで
                           ・岩手県美術館 5/18~7/15
                           ・福島県美術館 7/27~9/23


若冲の画号は、「老子」の言葉からー

大盈若冲 (たいえいじゃくちゅう) 大盈ハ冲シキガ若キモ其ノ用ハ窮マラズ

コップに水が途中まで入っていれば、水が入っているとわかりますが、満杯だと一見、からっぽのように見えます。
真にすぐれているものはそうは見えなくとも、中は満ちて豊かで充実していて尽きることがない。


若冲作品で私の好きな一枚はこれ!

         「果蔬(かそ)涅槃図」 (京都国立博物館蔵)

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       お釈迦様が大根?!  若冲さん、豊かです!

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「かぜいろ」

織りの先生の教室展が仙台メディアテークを会場に開催されました。
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私も自宅で織った着物を一枚出品させていただきました。
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              風通織着物「かぜいろ」

「かぜいろ」という作品名は、歌詠み人の従姉が我が家に滞在した時に詠んだ一首からいただきました。

 はるけくも海光見ゆる山の上(え)に織りびとの住む風色の家


この作品は2年前の大震災前に完成して某工芸展に応募し、震災後に入選通知が届きました。
新幹線が止まってしまったままで、たまたま上京する織りの友人A子さんに引っ張られるように高速バスで見に行ったのです。

講評会に間に合って会場に入ると、そこに東京在住の友人Kさんの姿を見つけました。
私が来れないだろうからと代わりに話を聞きに来た、と言うのです。
とても嬉しく思いました。
その時、東京も大変だったことを聞きました。

2011工芸展 014
                         右、Kさんと (2011.4.21 日本橋三越)

それ以降、この工芸展は、仙台への巡回は中止になってしまいました。

(部分)
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