ルル紀行

北海道旅行中に亜麻と出会い、宮城産の亜麻で手紡ぎと織りに挑戦中ー 愛犬ルルとの旅や暮らし、東北のディープな魅力も紹介します

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白い花が咲く繊維用の亜麻の種を蒔きました~♪

亜麻には、油糧用と繊維用があるのを知ったのは、ずいぶん後のことです
(別に観賞用として宿根草もあります)

当別町の「亜麻まつり」で撮ってきた写真を見直していたら
その違いを表わしているパネルを見つけました

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当別町や宮城の亜麻畑は油糧用で、青い小花がさざ波のように密集していました
外国では、青い湖 に喩えられているとか

現在、北海道で繊維を採っている方たちが栽培しているのは、繊維用だと思われます
古くは北海道でも繊維用に“あおやぎ”という品種が植えられていたそうです


油糧用の宮城の亜麻からでも繊維が採れるので、十分かなと思っていましたが
ナントナント、繊維用の亜麻の種 が手に入りました

“岩手のターシャ・テューダさん” 釜石のS さんが送ってくれました

Sさんのことは度々紹介してきましたが
“ワイールドフラワー”という10種ほどの種が入ったものを取り寄せたら
その中に初めて見る青い花が咲き、それが亜麻だったということです

種を採って翌年植えたら、青い花の中に背の高い白い花が咲き
調べてみたら、繊維用だということを知って、殖やしてきたそうです


こんなにたくさん送っていただきました

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日本一貴重な繊維用の亜麻の種です~!


昨年は、北海道から送ってもらった種をプランターに植えましたが
たぶん肥料のやり過ぎが原因で、惨敗していました

青く波打つ湖は、名取で観賞させていただくことにして
今年は畑の一隅に、白い花が咲くという繊維用の亜麻を植えてみることにしました

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昨年暮れ、苦土石灰を混ぜて中性の土にした所に、筋を作ってばらまきしました

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ターシャさんの本には
「亜麻は畑にぎっしり植える、そうすると両側から押され、茎がまっすぐ高く伸びる」
と、記されています


この歌を口ずさみながら、種を蒔きました
(本で読んだのでメロディまではわからない)

メキシコ・インディアンがトウモロコシの種を蒔きながら歌ったという
伝承歌謡 「トウモロコシの歌」
トウモロコシをアマに、カラスをスズメに替えてー

アマの種が泣いている
《なぜ埋めたのか》と

土の中のそのすすり泣き
スズメが聞いて
掘って取り出し スズメが食べた

そこで私が言うのです
《三日間は泣いちゃいかん》と
そうしたら おくれるのです
芽が出て大きな生涯を

アーイ アーイ 種よ 種よ
アーイ アーイ 泣くな 泣くな

そうすれば
おまえは芽になるだろう



スズメについばまれないように、網を掛けましたよぉ~!


どんな花が咲くのかな、背の高さや繊維の量は・・・?
もうもう、ワクワク
ワンコのルルは嬉しいと跳びはねたり、駆け回ったりしますが
私も種を植えた後は、畑の周りをスキップして弾んでいました
もうバアさんだからドタドタだけど、心は嬉しくて嬉しくてルルのように~♪


名取の亜麻の播種(ハシュ)も今週だと、農業センターの庄子先生から連絡をいただきました
見たいのはヤマヤマですが、たぶん見学者も多いことだろうし
作業に差し障るのではないかと、控えることにしました

芽を出したころ、ふらりと見に行こうかな~



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| 宮城の亜麻 | 15:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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日本のターシャ・テューダーさんのような「人生フルーツ」を観てきました~♪

友人がご夫婦で観てきたそうで、私たちも二人で観に行くといいよ
と、薦められて、二人で観てきました


映画館は市の中心部から少しはずれた細い路地のビルの一階にあり
初めての路地に、私はキョロキョロ、どこか違う街に来ているような感じになりました

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久し振りに二人で観る映画は、90歳と87歳のご夫婦のドキュメンタリー
「人生フルーツ」 ~人生は、だんだん美しくなる~

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カズが “フルーツには実りという意味もあるんだよ” と教えてくれました


建築家のご主人 修一さんは、自らが開発に関わったニュータウンの造成地の中に
300坪の土地を購入し、30畳一間の平屋を建て、森を再現しようとしました

果実50種、野菜70種を植えて、奥様の英子さんがジャムや梅干を作っています

修一さんは、イラストを描き、日曜大工で何でも手作りします
ナント、織り機もあって、英子さん、機織りもするのですね

大きなテーブルに、大きな布を広げて、二人で食事をしています
収穫したジャガイモで、英子さんが修一さんの好きな料理を作りました

何気ないけど、あたたかい情景



ネタばらしは、ここまでー


「長く生きるほど、人生は美しくなる」
引用されていた、建築家フランク・ロイド・ライトの言葉が印象に残っています

英子さんが映画の中で話していました
「いいことだけ考えて、悪いことは言わないの」
この辺に、人生を美しくする秘密がありそうです


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| 宮城の亜麻 | 09:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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亜麻を育て糸を紡いで織っていたターシャ・テューダーさん~♪

どのくらい前だったんだろう・・・
「ターシャの庭」 が、TVや本で紹介されて
日本中がうっとりし、“ガーデニング” という言葉が広がった・・・

そのターシャ・テューダーさんは、2008年、92歳でこの世を後にしています
長男さんが庭を引き継ぎ守っている様子を、一昨年程前に、これもTVで見ました

ターシャさんは、衣食住、様々なものを手作りしていました
羊を飼って、毛を刈り、紡いで染色し、編んだり織ったりもしていました

そのターシャさんが、ナントナント・・・
亜麻を栽培して、繊維を採り、糸を紡ぎ、機で織って、ワイシャツを縫っていたのです

「由織染織房」の由香さんが貸してくれた、この本に載っていました

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繊維を採取したり、糸を紡いでいる様子が掲載されています

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大型の織り機で、ナント、15mものリネンを織っています (アンビリーバボ!)

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さすがに亜麻の作業は大変で、ワイシャツの完成まで3年を要したそうです

ターシャさんの織ったリネンは、目が細かく、絹のようだとか
感触が好きで、シーツや下着は、リネンを愛用していたそうです


他に織った布も (白と黒の織物は二重織りのようですね)

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こんなに活動していたら、寝る間をなかったのではないか、と思ってしまいます
ターシャさん、大地の恵みをとことん慈しんでいたのですね


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| 宮城の亜麻 | 13:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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「リネンが好き」 亜麻のバイブルのような本~♪

釜石のS さんとは、昨年の「亜麻まつり」で偶然、宿が一緒で知り合いました

先日も電話で話したのですが、彼女は亜麻だけでなく、綿を栽培したり
野にあるからむし(苧麻)からも、繊維を採ったりしているそうです
ターシャ・テューダーさんみたいで、素敵ですね

そのSさんから、「亜麻まつり」の後、プレゼントとしていただいていた本です

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作者の前田まゆみさんは、リネン好きが高じて
亜麻の産地である、フランスやベルギーを訪れています

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リネン(亜麻)はすでに古代エジプトの頃には繊維用に栽培されていたとか
日本に入ったのは、明治初期だそうです (日本で自生していたのは、大麻と苧麻)

種はリンシードと呼ばれ、油絵の具の溶剤(リンシードオイル)にも使われているのですね
そういえば、油絵のキャンバスも麻布でした
リネンの産地、フランダースが油絵発祥の地というのにも納得です

などなど・・・
リネンに関する話や魅力が満載で、リネン生活を楽しんでいきたくなります

亜麻は細い細い草なのに、本当に優秀な植物です

Sさんが話してくれた亜麻に関する言葉も、この本で確認することが出来ました

フラックス
植物の亜麻のこと、リネンの原料

<リネンの繊維作りのプロセスの言葉>
         1 レッティング・・・浸水(種を取った茎を水に浸けて、繊維を分離しやすくする)
       2 スカッチング・・・茎をたたく(茎の外皮を砕き、繊維を取り出しやすくする)
3 ハックリング・・・梳く(繊維以外の茎の不要物をこすり落とす)

惜しみなく、教えていただいたり分け与えていただいたり
Sさんに出会えて本当に良かったです ♡


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| 宮城の亜麻 | 07:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ある朝・・・♪

ある晩、宮沢賢治さんに関する本を読みながら、眠りにつきました

朝方、うとうとした中でー
私は、青紫色の花をつけた草でした
そよ風に揺らぎ、強い風にしなって折れず

ここでなぜか中島みゆきの歌が・・・

「惜しみなく愛の言葉を」 ♪

もしも私の愛の言葉の あらん限りを君に贈れば
もう明日から言葉も尽きて 私は愛に置き去りかしら
いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花
いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花
惜しみなく 愛の言葉を 君に捧ぐ今日も明日も
惜しみなく 愛の言葉を 君に捧ぐあらん限りを

愛を表わす言葉の綾を 私は多く持ちえないから
聞き飽きてしまわぬために 寡黙であれと風は教える
いいえ私は 明日をも知れず 今日在るだけの1日の花
いいえ私は 明日を憂えず 今日咲き尽くす1日の花



私は、亜麻色のリネンになっていました

陽の白い光が射し込んできて、目が覚めていきました


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この日の朝は、陽の白い光が
亜麻色の芝生の上に、差し込んでいました

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薄い雪が解けて、透明の粒がたくさん輝いています

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陽の光を受けて、一粒はピンク、一粒は青紫、一粒は黄色・・・

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庭の片隅では、残雪のあいだから
春を告げる 福寿草 が、今年も忘れず、力強く咲きました

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黄色の花の仲間たち、ロウバイ、マンサク、レンギョウ・・・たちも
あなたに次ごうとスタンバイしていることでしょう


読書好きのカズ(夫)から、宮沢賢治さんがよく解るからと、薦められた本

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山尾三省 「野の道 宮沢賢治随想」

この本の中で紹介されていた、賢治さんの創作物語 「マグノリアの木」
物語の最後の言葉・・・
「あなたですか、さっきから霧の中でお歌いになった方は。」
「ええ、私です。またあなたです。
なぜなら、私というものも又あなたが感じているのですから。」


引用されていた、メキシコ・インディアンの伝承歌謡も心に残りました

「トウモロコシの歌」

トウモロコシが泣いている
《なぜ埋めたのか》と

土の中のそのすすり泣き
カラスが聞いて
掘って取り出し カラスが食べた

そこで私が言うのです
《三日間は泣いちゃいかん》と
そうしたら おくれるのです
芽が出て大きな生涯を

アーイ アーイ 種よ 種よ
アーイ アーイ 泣くな 泣くな

そうすれば
おまえは芽になるだろう


トウモロコシの種を撒きながら、歌ったという


こんな本を読みながら、眠りについたので
明け方、私は麻布になって、透明な光の粒を身にまとっていたのでしょう


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| 宮城の亜麻 | 07:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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